インタビュー:SYRIAN HANDS

こんにちはe-vo情報チームです。今回は、よこはま国際フェスタ2016(2016年10月8日~10日@横浜グランモール公園)にてSYRIAN HANDSの皆さまに出展ブースにてインタビューを行いました。
Web site:
SYRIAN HANDSからのメッセージ:

団体名を教えてください。
SYRIAN HANDSです。シリア人を支援するためのボランティア団体です。

sh1ありがとうございます。シリア人の方をどのように支援されているのでしょうか。
売上金でシリア北部にある病院、学校を支援しています。シリアの状態があまりにもひどいため日本にいる留学生がなんとかシリアをサポートできないかということで少人数の留学生が活動を始めたのですが、今では20人くらいの留学生や研究者、卒業生が主体となってシリアを全面的に支援しています。

実際にシリアから来られている方たちが活動しているということですか?
はい、日本に住んでいるシリア人です。日本からシリアを支援するボランティア団体です。

どのような販売をされているのでしょうか?
今日イベントで売っているような品物をインターネットで販売しています。
こういったイベントやネット販売での利益をすべてシリアに送っています。
それによって小学校を創立・再建したり、医療器具やベット、病院の医薬品の供給を支援しています。

活動を行っているうえでの課題や、ご苦労されていることはありますか。
2014年にスタートした団体のため、それほど歴史はないのですが、シリアの状態があまりにも過酷でそれがほとんど日本をはじめ世界に報道されておらず、シリアの実情をご存じの方がほとんどいないです。そのため、私たちはFacebookやTwitterで情報を発信しているのですが、それでもシリアのことを分かってくださる日本人の方がまだ少ないのが辛いところです。毎日子どもたちが殺されていて、心が痛いですし、少しでもシリアの状況を知っていただきたいです。

そうでしたか、課題を乗り越えながら今後、どのように変えていきたいという想いはありますか?
今拠点が日本なのですが、もっと様々な人たちとつながって、少しでも早くシリアが平和になるように、また難民がいなくなるようにして欲しいです。トルコなどに現在も多くの難民がいるのですけれども、そういう人たちが一日でも早く平和な気持ちで過ごせるようにと願っています。

スイーツ

ブースではスイーツなど多様な商品が販売されていました

販売しているものを紹介してもらえますか?

まずは、日本にいるシリア人の女性が作った手作りのスイーツ(写真)でナッツの入った焼き菓子のハリサというものです。シリアのお菓子は甘いものが多いのですが、すごくおいしいです。ナッツが入っているパイのようなもの、ゴマやココナッツの入ったクッキーです。

シリアではナッツをよく食べられるんですか?
ナッツやクルミ、ハーブもよく使います。ザータルというスパイスはパンにつけて食べたりもしますね。

有名なアレッポ石鹸も戦火のため、トルコに移転して製造している

有名なアレッポ石鹸も戦火のため、トルコに移転して製造している

あと、こちらは香水です。すごく香りのいい香水を8種類ほど販売しています。また、非常に有名なのがアレッポ石鹸ですね。ただ、シリアの工場は空爆で壊滅的に壊されてしまったので、現在トルコで移転して生産しています。

 

 

 

 

アラビア書道の「シリア」。非常にテクニックが必要とご説明いただきました。

アラビア書道で書かれた「シリア」(右から左へ読みます)。非常にテクニックが必要とご説明いただきました。

ありがとうございました。最後に団体からのメッセージやPRをお願いいたします。(冒頭の動画をぜひご覧ください)
私たちの一番の目的はシリア人を支援していくことですが、
もっと世界が平和になったらいいです。
シリア人の日本の団体ですけれども、日本の団体とつながりたいし、支援したいし、
もっとシリアのいいとこを見せたいです。
みんなシリアについて戦争のことしか知らないけど、シリアにもいろいろ夢とかあるし、
いろいろ食べ物とか全部紹介したいです。

 

取材:
e-vo情報チーム 澤畠、住谷、三浦

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